海外飛び出すことになったブログ

やっと海外に住みはじめました。ミーハーな海外フリークがthinkとdoをこつこつ記録します。

仏教に立ち返って写経した!

キリスト教の環境にいたら部外者であることをひしと感じたので、久々に写経に興じてみました。

興じるといっても下手すぎてぐぬぬぬ状態やけど、それでも楽しいね〜墨をすりすりするのは豊かな気持ちになるね〜

 

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お参りするとき、仏教にはいろんな頑張り方があって、「南無」といったり、真言宗だったら「おんころころせんだりまとうぎそわか」(←薬師如来のご真言)といったり、「般若波羅蜜多〜」と般若心経読んだり、これみたいに写経したものを奉納したり、はたまたマニ車をくるっと回すとお経一回読んだのと同じ効力になったり。四国八十八ヶ所歩き遍路したり、でさくさく回ったり。

 

これを通して私/仏教徒たちは何をしているんでしょう?キリスト教だと祝福してくれるよう、赦してくれるよう、導いてくれるように神様に祈る。

仏教は....?「仏にすがる」...が一番しっくりくる言葉だろうかね。でもすがるってなに?何をしてるかよくわからないまま、お寺なり仏壇なりお墓なり神社なりで手を合わせている意識低い系人間です。

 

とりあえず、キリスト教が三位一体説で「父、子、精霊」と言うなら、私は「神様、仏様、ご先祖様」とでも前置きをつけようかなと思います。

 

一文字一文字書いてると(ゲシュタルト崩壊しそうになったし、)何度も出てくる字があってふと気になったので、頻出漢字ランキング(私調べ)を作りました。般若心経、全276文字中、

 

一位  21回

無 

 

二位 9回

是 羅

 

四位 8回

不 波

  

六位 7回

般 若 空 故 

 

無が一番にくるあたりがやっぱり好き。みんな大好き般若心経。

 

摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是舎利子 是諸法空相 不生不滅不垢不浄不増不減 是故空中 無色無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界 無無明亦無無明尽 乃至無老死亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故 心無罣礙無罣礙故 無有恐怖 遠離一切 顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪曰 羯諦羯諦波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経 

 

写経したのはお寺に奉納してきまーす。

Book Review『お米の図鑑』

 

大研究 お米の図鑑

大研究 お米の図鑑

 

 好き度: ★★★★☆

 

恥ずかしながらまっったく食に関する常識、興味関心がなかったので、子ども向け基本書からスタート!さすが超わかりやすいし、一方で米での税のところなんかは高校日本史レベルでした!

 

栃木・アジア学院では稲作には関わらなかったものの、当然ながらリンクする知識がいっぱいありました。わーい。

 

例えば、

イネが育つのに必要なのは、リン酸・チッ素・ケイ酸・マグネシウムカリウム・有機物といった養分がふくまれる豊かな土。(P.11) 

植物にとっての五大栄養分はN(Nitrogen/チッ素)、P (Phosphorus/リン)、K(Potassium/カリ)、Mg(Magnesium)、Ca(Calcium) というのは繰り返しでできたことです。習う前やったら化学っぽいとこ全部読み飛ばしただろうな(笑)

 

あとは、

イネ

↓ △実以外

もみ(Paddy)

↓ △もみがら(Rice husk)

玄米(Brown rice)

↓ △ぬか(Rice bran)

胚芽米

↓ △胚芽

白米(White rice)

 アジア学院では英語で授業が進むのですが、そもそも日本語ベースの知識があやふやで苦労しました。

 

雑草・害虫のページでは

クログワイ・・・一見、ネギのような植物。はんしょく力が強いよ。放っておくと、どんどん広がって、イネを倒してしまうぞ。

でたクログワイ!!有機農家さんでお話をうかがったとき、耳から新単語がはいってきて理解できずノートには「クロムガイ?グアイ」と跡が残っていましたwその方いわく、超強い雑草で、田んぼで発見したらめちゃくちゃ落ち込むらしいです。収穫量を顕著に減らす威力の持ち主だそう。。

 

他ふむふむとなったのが

<稲荷寿司とキツネ>…キツネは、ネズミを捕まえてエサにすることや、皮ふの色やしっぽの形がイネの穂に似ていることから、稲荷神の使いとして位置づけられたとされる。だから、稲荷神社には、よくキツネがまつられているんだ。ちなみに全国にある稲荷神社の総本山は京都の伏見稲荷大社だよ。稲荷寿司は、米俵の形をしているよ。(P.69)

キツネ=神様じゃないんやな!

 

減反政策について、

2018年ごろには廃止されることになっているよ。(P.73)

一昔前のイメージが強かったけど、今でも続いてたのか。wikiによると、平成6年に制定された主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(通称:食糧法)という行政法に基づいた政策で、安倍首相が2018年に終わると発表したらしいです。

 

そんなこんなで、今までコイン精米すら使ったことがなかったので、精米してきました!

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↑手順はこんな感じ。10kg100円です。

 

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 ↑玄米をずしゃーっといれて、精米具合を選んだら簡単にできました。

 

マラウイではネリカ米というアフリカにぴったりな米を普及するらしいのですが、コーンが主食なのでなかなか根付かないらしいです。文化を壊さない程度にリスクヘッジの意味合いでお米を作ってもらえると嬉しいなーと思います。お米大好き〜〜!

 

 おわり。

黄熱病の予防接種だん

海外赴任前の予防接種の嵐、第一弾!

アフリカの赤道付近の国や南米の多くの国ではビザの申請にイエローカードが必要です。イエローカードというのは、黄熱病の予防接種受けたよっていう証明書です。

実はマラウイは黄熱病はいらないのですが、黄熱病は一回受けたら生涯それでおっけーという制度になったし、いつケニアやらなんやらに行くともわからないので、打っときました!

 

今日ゲットしたイエローカードがこちら↓f:id:locayrica:20170228200915j:image

リアルにただの黄色いカードw 紙w

 

•基本、黄熱病のワクチンは検疫で受けられる。

•神戸の検疫では完全予約制だった。

•他の予防接種とは1ヶ月くらいは間隔をあけないといけないので、いろいろ電話で聞かれる。

•検疫所は神戸市営地下鉄和田岬駅から徒歩15分。周りは三菱の牙城のようであり、三菱関連の施設しか視界に入らない。

•お値段は、11,180円。(印紙で収めたので、税金?)英世にちなんで1,000円にしてくれよ。

•お医者さん「青年海外協力隊なら派遣前訓練で言われると思うけど〜〜」協力隊の人多いんだろうな!

•証明書の有効期限は、打ってから10日後〜死ぬまで。

•万一イエローカードをなくしたら、接種日から10年までは再発行可能。※接種日は覚えておくこと!

 

以上、yellow fever vaccineでした。

 

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↑三宮にあるAFRICA EXOTIC RESORTというアフリカカフェにも立ち寄りました。こぢんまりな中にアフリカがぎっしり〜

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↑このアイスはリアルにんまかった

 

ナッツ、ハチミツ、ドライフルーツなんか買って帰れるので、マラウイ産マカダミアナッツ買いました(^O^)高かったけど輸送コストやら考えるとしゃーないんだろうな。遠くのものを手近で選べる...消費主義の恩恵こうむってる...持続可能なのか...こういうことにも向かい合って考えてかないかんのやな。しんど。

 

さらば神戸〜!

極寒!2月の栃木•那須の農作業の服装

香川はあったかいのぉ〜〜

 

栃木は寒いです。緯度にして2.65度くらいしか違わんのに、いつも気温は5℃くらい栃木の方が寒かったです。(ちな、那須は北緯36.99度、高松は34.34度らしい。)

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↑ 2月の那須が日中3℃で凍えているとき、香川は9℃、マラウイの大都市ブランタイヤは26℃とかでした。

 

農作業✖️寒冷地というわからんもの同士をかけあわせたところの適切な服装はまったく想像もできず、準備にめちゃ混乱してました。

現地に赴いてみると、おっけーだったもの、失敗だったものいろいろありました。以下、持って行ったものとその評価。

 

ニット帽  →◎大正解!全員かぶってた。

マフラー  →◯ネックウォーマーの方が端っこがびらびらしなくてベター。

ヒートテック  →◎極暖を2枚重ねでおっけー。

•厚手セーター、パーカー  →◎あったかいは正義。

厚手ダウン  →△一番表にでる服は土やら粉やらで汚れるので、丸洗いできるもの(作業着)をみんな着てた。でも厚手ダウンくらいの防寒性も欲しい。

ヒートテックレギンス  →◎

ウィンドブレーカー下  →◎レギンスと重ねるべき。Gパンとかチノパンは向かない。

くつした  →◎二重にする。

長靴  →◎ミツウマというメーカーが有名でかつロゴもかわいい。自分のはノーブランドの最安のやつだったけど、とにかく必須中の必須。

軍手  →◎防水性あるやつじゃないと、水に濡れて冷たすぎて指が動かなくなる。一瞬で死ぬので週あたり1枚くらい欲しい。

 

結果、このような服。

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寒さは忍耐でしか乗り越えられないことを学びました。できることなら、あったかくて晴れが多いところで生きていきたいなと思いました。

 

 

キリスト教に3週間どっぷりつかってみた

ひきつづき、栃木のアジア学院でキリスト教(プロテスタント)の環境に身を置きながら有機農業なり開発なりを学んでいます。

 

宗教と自分の関係についてですが、私は今まで「好きな/興味のあるものは?」と聞かれたら「宗教!♡」というくらい信仰というものに関心を持ってきました。というか、そのつもりでした。でも実際は信仰はいつでも自分の外部のものでしかなく、客観的に冷静におもしろーいという楽しみ方をしていました。関連グッズ集めたり宗教施設を訪問したり。

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↑自宅の机。ミャンマー、チリ、チベット、インド、トルコ、UAEサイパン、沖縄、イタリア、ドラクエの自分的聖なるものコレクション。

 

 

今はといえば、平日は

①朝のラジオ体操後、黙祷お祈り(司会の人が、「天の神様、今日という日を迎えることができてありがとうございます。今日も一日、ここにいる私たち、家族、友人、今までここに訪れた人たちを祝福しお導きください。In Jesus name I pray. アーメン。」的なことを言う)

 

②朝ごはん食べる前、歌う(天の神様〜!!みたいな曲。賛美歌?)→黙祷お祈り(司会の「父なる神様、今から私たちは朝食をいただこうとしています。これが私たちの糧となり健やかに過ごせますようお導きください。In Jesus name I pray. アーメン。」的な)

 

③朝ミーティングで黙祷賛美歌を歌う(司会が選ぶ。無数に曲あり。)→聖書の一部分を読む(司会が選ぶ。新訳、旧約からもあり。日本語verではやや古い日本語なので、おそらく英語verもそういうニュアンスだと思われる。たいてい寓話というか教訓というかが含まれている)→お祈り(司会「主なる神様、ここにいる人々が集うことができよう導いてくださりありがとうございます。◯◯のお母様が病気に苦しんでいます。どうか、お救いください。また、あなたの思いに反するようなことをしてしまうことがあります。どうか、お赦しください。In Jesus name I pray. アーメン」的な。)

 

④お昼ごはん食べる前、歌うお祈り。(同上)

 

⑤晩ごはん食べる前、歌うお祈り。(同上)

 

最低一日1時間30分はお祈り系にかけていると思います。もっと短縮してその分本を読みたい...などという考えがよぎってしまうのはさもしい異端の典型なんだろうな。

 

休日に関していえば、日曜は近くの教会に行きました。

ひとつはこれ。近隣では一番大きい?西那須野教会です。パイプオルガン、同時通訳など完備。

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他の日曜日には、別の小さい教会(名前忘れた)に行きました。

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日曜の礼拝はプログラムがきちっと組まれているものらしく、ざくっと言えば賛美歌なんこも歌ってお祈りして聖書読んで最後に寄付とかお布施献金?回収があります。寄付の内容は3歳の◯◯ちゃんがアメリカで大きな手術を受けます、とか週末に他の国から訪問者をお迎えするのに必要です、とか。献金はその教会の会員?になるとだいたい相場が決まっているみたいで、お賽銭と同様なにか強烈にお願いしたいことがあるときは多めにあげるらしいです。

 

〜コミュニティ機能〜

教会の集まりは、きっと地域の婦人会や子ども会と同様、コミュニティとして機能しているんだろうなぁと感じました。わりとご婦人が多数だったので婦人会っぽいなって印象をいだきました。日曜日にご近所さんと集っておしゃべりしてお祈りして、的な。

 

〜優しい〜

ARI(アジア学院の略称。外部の人はアジ学、内部の人はARIと呼ぶ)で出会う人出会う人みんな天使みたいに素晴らしくいい人で、宗教じみてるって言葉がうっかりでてくるくらい、これが宗教のすごさなんだなぁと圧倒されます。

 

〜音楽〜

キリスト教ではとにかく歌いまくります。ああこれだから教会音楽は発展したんだなぁと納得。黙祷のときもBGM流すなど、座禅の「無になれ」という方針とはけっこう違うなぁと思いました。ARIの人はみんな幾種類も楽器ができて多才。

 

まとめ

キリスト教に3週間どっぷりつかってみたけど、やっぱり神さまぁぁとはなりませんでした。むしろ、ああ自分は仏教徒ないし神仏習合信者?だなとしみじみ思い至る結果になりました。教えも仏教の方がしっくりくるし肌に合う。ただ、あまりにも知らないことが多すぎて、他宗教の人に質問されても自信を持って答えられない。これが一番のネックです。勉強します。

Book Review『告白』

 

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

 

 好き度: ★★★★☆

 

湊かなえさんの作品は2つめだわ〜と思いながら読んだけどたぶん1つめだった。この作品、すっごい。超こわい。

 

ある凄惨な事件が起きて、それにまつわる告白を、各章一人称が変わって登場人物たちが語る。子どもを殺された親、その後任につきあわされる生徒、犯人Bの兄(Bの母含む)、犯人B、犯人A。

 

いじめとか魔女裁判のような集団ヒステリーは、それぞれがそれぞれの論理や感情を持ち出して、ちょっとずつ歯車がずれていって、そのうちもうどうしようもない泥流濁流になってしまうって性質のものなんじゃないかと思った。そして収束させづらいまでになる。

 

本全体を通して読者は全容を把握できるけど、現実に起こる問題だとそうはいかない。どんなに客観的でいようと努めても、自分は既になんらかの立場の人として登場してしまうから。

 

それを緩和=客観に近づけるものがあるとすれば、知らないことがあるっていう自覚くらいだろうなぁ。ソクラテスも言ってました。正義も相対的、見方も相対的。何もかも相対的で、絶対的なものは何もないというのは不安定で居心地が悪いけど、それが私の中では正しいと思うから、絶対的なものは信じ難いし絶対的なものを信じる人も訝ってしまう。でもそれはそれで仕方ないというか、いいとも思う。

 

『ある人が百匹の羊を持つようになり、そのうちの一匹が迷い出るなら、その人は九十九匹を山に残し、迷い出ているものを捜しに出かけないでしょうか。そして、うまくそれを見つけるなら、あなたがたにはっきり言いますが、その人は迷いでなかった九十九匹のこと以上にその羊のことを歓ぶのです』•••俺は、ここに、真の教育の姿を見た。(P.69)

聖書の一部分が引用されている。これは非常に納得。金八先生なんかを見ていると、問題児の方がフォーカスされて、何もない生徒の印象はほぼない。一人のやんちゃをひきとめるために授業を中止するとかそういうん、実際されたらほんまに困るのに!

 

馬鹿にとっては目に見えていること、それも、己に直接関係あることだけがすべてで、中の仕組みを知ろうなどとは思いもしないのだ。だから馬鹿なのだろうが、つまらなかった。(P.244)

これも内容には同意なんだがそういう意識を持っていることが既に傲慢で、謙虚に生きねばーという。

 

支離滅裂な分だけ、その場その場では正直にしゃべっているんだなって感じがある。辻褄があってない分、逆に信用できるんです。(P.307)

 この小説が映画化されたときの監督の言葉。人間は機械じゃないのでこれはほんまそうやなぁと。

 

するめ小説感が今の時点でもうぷんぷん。あーすごい!

栃木で有機農業学び始めた

青年海外協力隊に合格すると、派遣前にいくつかの研修受講が課せられるケースがあります。JICAが決定してくれるのですが、コミュニティ開発という職種で行く私の場合、村落開発研修3週間(栃木)+コミュニティ開発研修5日間(東京)+バイク研修2日間(埼玉)+訓練所(福島・二本松)70日間です。多い!

 

コミュニティ開発は今回60人くらいいるらしく、村落開発研修については私含む3人が今栃木で有機農業勉強中、10人が鹿児島で調査について勉強中、他の47人くらいはこの研修自体ないらしいです。基準はよくわかりません(°▽°)私の行くマラウイの要請内容が農業、灌漑施設に絡むものかつ農業経験ゼロなので、非常にありがたい!

 

栃木は那須アジア学院という農業指導者を養成する学校法人に缶詰中です。持続可能な社会を目指して有機農法を実践していて、ここで働いている人、ボランティアで来ている人、研修で来ている人(私含む)などがいます。国籍は、日本、アメリカ、フィリピン、インド、マラウイとかがいます。時期によってはミャンマー♡もいます。キリスト教に基づく団体なのでキリスト教の人が多いですが、そうでない人もいます。

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↑Libraryには英語の農業の本も充実してて、勉強になるDVDもたくさん!図書館の存在は心の肥やしになるわ〜

 

授業で学ぶ内容はおいといて、ひとまず毎日のスケジュールをまとめます。

 

朝6:30 起床!

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二人部屋でストーブが壊れかけな点以外は快適なこのベッドで目覚めます。

 

7:00 ラジオ体操!

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この広場にて。極寒。薪割りもここでできます。

 

7:00~8:00 朝のフードライフワーク

今週はチキンの当番になりました。他に、野菜、ブタ、ヤギの当番がいます。

鶏舎の水バケツを磨いて中身を入れ替えて、えさをやって、卵を集めて、えさづくり場に移動してえさをつくります。ぽんぽん卵産んでくれてありがとうチキンたちよ!

チキンの糞は土づくりにも使えるし、にわとりまじで有能。

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8:15~9:00 朝食

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ここで採れた有機野菜やジャム、ブタなどをつかったヘルシーおいしい料理!いただく前にも歌を歌ってお祈りをします。卵かけごはん神。アーメン。青菜も茹でただけでおいし~い。キッチン担当の人にも感謝!

 

9:10~10:00 Morning Gathering

チャペルに全員集まって、当番の人が最近考えていること等をシェアします。多分に宗教的で興味深い!!それが終わったら事務連絡、周知事項。朝礼みたいなもんか。

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10:00~12:20 授業

座学だったり。英語だったり。

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12:30~13:30 昼食

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国籍が多様なのでスパイスも多様。おいしーい!料理、せねば、、

 

13:30~16:00 授業

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実習だったり。うんこ臭まみれになったり。

長靴がこんなにすごいはきものだと実感したのは初めて。

 

16:00~17:00  夕方のフードライフワーク

鶏舎の掃除、えさやりに加えて、とった卵をみがきます。

表面についた土や血や糞をとってきれいにして、売りに出せる準備をします。小屋ごとに同じ時期(日単位)に生まれたチキンたちが住んでいるのですが、各小屋なんこの卵がとれたか全部記録しています。大きすぎたり小さすぎたりちょっと割れているものは食堂行きになって、我々がいただきます^^

 

17:00~17:30 掃除

 各自の持ち場をきれいに!小学校みたいで懐かしい。

 

18:30~19:30 夕食

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 お酒なしでみんなで食卓を囲んで食べるごはんはおいしいし楽しい〜!

 

→ほどなくばたんきゅ~で就寝。

 

晴耕雨読ど真ん中の規則正しい健康的な生活です。が、肉体労働から久しく遠ざかっていたためめっちゃ疲れる。2月の栃木の寒さも身体に堪えます。

 

学んだことは山ほどあるけど、シンプルに気づいたこと二点。

 

①栃木って原発近い。

那須は栃木の右上の方なので、県内でも福島県境に近い方です。香川で暮らしているともう放射能の脅威とか話題に上ることはほぼないし、正直忘れかけてました。震災直後はベクレルだのシーベルトだの嫌という程報じられて意識高まっていたのに。ここはまさに放射能に振り回されてる場所。土?かなんかは汚染されてしまったのでキノコ?は普通に育てたんではだめらしい。アジア学院の建物は新しくてきれいなものも多いですが、それは震災で壊れて建て替えたから。栃木の人から実際九州に1ヶ月避難してたっていう話も聞いて、遠いところ、少し昔の話だった東日本大震災をすごく身近に感じました。

 

②農業従事者に求められるものは今まで私が生きてきた場所のそれとは違う。

なんというか、土めっちゃ重い。で、シャベル使って掘り起こすのにめっちゃ力いる。飼料の入ったバケツは重い。運ぶのにもめっちゃ力いる。「おも〜い♡(ちらっ)」が通用しない、というかそれは自分の存在価値を無にする姿勢だなぁと痛感しました。男女関係なく力は強い方がいいし、単純に身体がでかい方が作業が捗りそう。「気立てが良くて働き者」みたいな、ある意味で古風な感じが重宝されるんじゃないかなと。

でも、今まで経験したことがまったく無意味かというとそうでもなくて、例えばチキンの水くみ。水が満タンになるまでぼけっと待っとるか、水をためつつその間他の作業をこなすかという小さな違いが作業時間全体の大きな違いにつながってきます。意識せずに後者をしていたけど、フィリピンの先輩が指摘してほめてくれました。ひゃっほい( ✌︎'ω')✌︎

 

そんな感じではや1週間がたちました。来週からはフリータイムを有効に使うように意識してすごしまーーーーす。