最近よく私に絡んでくる概念『ポリティカルコレクトネス』との出会いを紹介するよ
ポリティカルコレクトネスって聞いたことありますか?常識だったらすみません。立て続けに出くわしたので、ご紹介。
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①スペイン語の勉強を4年ほど前から信じられないくらい遅いペースでだらだら続けております。今日も今日とてNHKの「テレビでスペイン語」を見ていて。名詞の男性形・女性形の話のときにふと思ったのです。
英語で chairman じゃなくて chair person、businessman じゃなくて business person、日本語では 看護婦 じゃなくて 看護師、 保母 じゃなくて 保育士。
このような男女を限定するような呼称を変えようという最近の流れは、名詞に男性・女性があるような言語にはなじまないのではないかと。
スペイン語には男性形と女性形があって、例えば男性が「私は教師です」というなら Yo soy profesor. 女の先生なら Yo soy profesora. と言います。
女性・男性の区別のあるスペイン語、ドイツ語、イタリア語等にはこの時代の変化がどう表れているんだろう??
google先生に聞いてみると、こういう流れのことをポリティカルコレクトネスと呼ぶのだと知りました。
ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness、略称:PC)とは、政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現を指す。(ポリティカル・コレクトネス - Wikipedia)
自分の疑問に対する明確な記述は見つけられなかったものの、やはり思った通り、男性名詞・女性名詞などの体系とポリティカルコレクトネスはなじみにくいようです。
どなたかドイツ語やスペイン語の世界でどういう動きが起きているか、知っていれば教えてください!
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②私はアメリカの今大注目のポップ歌手、Ariana Grandeが大好きです。
Arianaが来日したときに、ハリセンボンの春奈と番組で共演しました。その中で、おきまりの「マイケルムーアじゃねえよ!」という、春奈がムーアに似ていることに基づくネタがあったのですが。
なんとArianaは一笑もせず、真剣に春奈に「あなたは素敵だわ。マイケル・ムーアには全く似ていないわ」と声をかけていました。(←ムーアにはつらい。)
これについて、「アリアナがこんな対応をしたのはアメリカではポリティカルコレクトネスの概念が日本よりも浸透しており、身体的特徴を笑いものにするのはご法度という風潮が出来上がってるからだ。」
といった指摘を目にしました。こんなところでも、ポリコレ!
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以上、①②のように出会った『ポリティカルコレクトネス』。
性別だけでなく人種、年齢、身体的特徴、性的指向なども含めて、差別をなくそうという流れだったんですね。おおむねこの風潮には賛成ですが、デブやハゲをネタにしている芸人さんには厳しい風向きなのでは、、!
というね。
それではまた。