Book Review『一番役立つ!ロジカルシンキング』
好き度:★★★☆☆
自分には論理性が欠けてるなーとよく思うので、安直ながらロジカルシンキングの本を読んでみました。
知らなかったおもしろ思考ツールがあったので、後に実践で使えるようにまとめておきます。
■三重の同心円 ~ひらめきを生む訓練~
中心にキーワードを書いて、その一周外に思いついた言葉をいれます。さらにその外には、さっきいれた言葉に関連する情報を調べて書き入れます。この同心円を複数つくってみて、関連付けられないか考える。
一つのことから、「思いつき」と「情報•事実」を関連づけ、さらに、キーワード同士を関連付ける訓練をするのに役立ちます。(P.44)
こんな感じ?こっからどうやってひらめきが生まれるのかは、実践あるのみですね。
■QPSと5P ~買い手目線と売り手目線から~
顧客が何を求めて買うのかを分解するのがQPS(Qality, Price, Service)。
他社との違いを出すときに、どこでどのように差をつけるのか。その差別化を具体化するものです。(P.96)
お客さまが求めているものをこの三つの視点で分解することで、それまで見えていなかったものが明らかになります。(P.98)
売り手目線の分類が5P(Product, Price, Place流通, Promotion, Partner)。
お客様が求めるQPSを分析したうえで、企業としては自社がやるべきことをこの五つのPで分解して、何をやるべきか検討します。(P.99)
商品やサービスを売ろうとして方向性に迷いが生じたら、これが使えますね。
一村一品運動やるとしたら取り入れられそう。
■AIDMA ~モノの購入に至る過程~
Attention注意→Interest興味→Desire欲求→Motive欲求の高まり→Action行動、だそう。
どの段階で行き詰っているのかを分析して対策を考えるということですね。
欲しくて欲しくてたまらないkissoraのお財布。店頭でみつけて〔Attentionクリア!〕このブランドを知って、いくつか手に取ってみて「あ、いい感じ!」〔Interestクリア!〕、見るほどに「色かわいい~おしゃれ~値段もそこそこ!」〔Desire、Motiveクリア!〕
しかし店頭に並んでいるものは傷が若干ついていて、でも手作りの製品であるため他の在庫はない、、、直に確認してから買いたいのでネットショップはうーん、、Actionに至らずにとまっています。Amazonみてたら欲求再燃つらい。
■MECE ~もれなく、だぶりなく~
Mutually Exclusive and Collectively Exhastive 相互に排他的な項目による完全な全体集合
例えば対象顧客をもれなくだぶりなく把握できているか、ということです。人を区分する場合、年齢で区切るのが一番正確だと。確かに。
数学でおなじみのベン図を書いてみればわかりやすいですね。
ただあまりに細部にこだわると本質からずれるので注意が必要とのことです。
以上、気になった手法、考え方4つをまとめてみました。
筆者は、これらロジカルシンキングのツールはもちろん使えるが、目的は論理を使いながらいかに相手を納得させるかということなので、気配りや信頼関係なども大事であると何度も繰り返しています。また、論理は言語を超えて世界で通用する共通語だという指摘も同意できるものでした。
論理的に話す能力が足りない私ですが、マラウイでの活動に役立てます!
それではまた~