海外飛び出すことになったブログ

やっと海外行きが決定しました。ミーハーな海外フリークがthinkとdoをこつこつ記録します。

Book Review『キューバでアミーゴ!』

 

キューバでアミーゴ! (幻冬舎文庫)

キューバでアミーゴ! (幻冬舎文庫)

 


好き度:★★★☆☆

 

たかのてるこさんの作品はおそらく3作品目。「ガンジス川でバタフライ」の文章のみずみずしさがわりと衝撃的で、次に読んだ「ジプシーにようこそ!」は自分と考え似すぎやなーと思っている方です。

 

行きたい国リスト上位にずっと鎮座しているキューバスペイン語が形になり始めたらほんまに行こーー!

 

キューバと言えば、クラシックカー社会主義ゲバラブエナビスタソシアルクラブのイメージですが、この本でそのイメージがさらに上乗せされて濃厚になりました。

 

キューバは全体的に底抜けに明るい雰囲気なのに、その一方で、どこか切なく、そこはかとない哀愁を感じてならないのだ。p18

社会主義のドン、ロシアは行ったことないけど自分の中では暗く冷たいキャラの国。中国、ベトナムは気のせいか底冷えする感じ?キューバもラテンの明るさと併存する独特の雰囲気があるんだろうか。。気になる!


あと、キューバカリブ海に浮かぶ国ですが、黒人系の人が多くいます。奴隷として連れてこられた経緯があって、ミックスカルチャーの聖地みたいなところです。

 

宗教について言えば「サンテリア」というアフリカの神々とカトリックがドッキングしたキューバ独自の宗教があるそう。

黒人奴隷はアフリカの神々の信仰を禁じられており、隠れ蓑としてカトリックの聖人をアフリカの神々に見立てて祈った。

↑これって仏教神道をうまく整合性とるための本地垂迹説といっしょですよね!きゃぴー

 

サンテリアはナイジェリアのヨルバ族という部族がシンジテイタ神々がルーツなのだが、中部アフリカのコンゴがルーツの黒人は、彼らの土着の神々とカトリックを合体させた、また別の宗教を信じていたりするのだという。一口にアフリカ系キューバ人といっても、カトリックを信じている人もいるし、祖先がどの地域から連れてこられたかによって信じる神が違ったりと、宗教事情はなんとも複雑なのだった。P.156

アフリカはアフリカとして一口に語られるの、いややなー変えたい。

 

以下は、たかのてるこさんのいいこと言った集。

 

ふと、どんな人も意識していないだけで、人はいつだって人生の共演者を探しているのかもしれないなと思う。主演はもちろん自分。イイ男や女がいれば相手役に、気の合う人が見つかれば共演者に、縁がなくて出会うことのない人はみな、その他大勢のエキストラだ。監督も自分だから、キャストの選択も、ストーリーをどうするかも、自分次第。恋愛至上主義の人はラブストーリーを作り続けるだろうし、コメディ好きでセンチな私は、いっしょに笑ったり喜び合ったりできる共演者を求めて、日常をロードムービーのように楽しんでいたい。124

 

もし世界中の国を均して、金持ちの国から財産を没収して貧しい国とごちゃまぜにして分配したら、私は間違いなく、今とは同じ生活は送れなくなるだろう。...それでも、自分が金持ち側の国に属していることがときどきやりきれなくなるのも事実だし、このままみんながやりたい放題にしていたら、地球がもたないのは目に見えている。「エコ」とか「リサイクル」みたいな考えに地球全体が目覚め始めた今、モノを大事にしながら楽しく生きる工夫をしているキューバには、見習うべきところがたくさんあるような気がしてならなかった。p254

途上国にとびこんだところで自分がスーパーマンになるわけじゃないので、何ができるかなーと日々考えあぐねています。むあーあー。