海外飛び出すことになったブログ

やっと海外行きが決定しました。ミーハーな海外フリークがthinkとdoをこつこつ記録します。

人生初、雇用主になってみると新たな視点が増えた

マラウイではウォッチマンという警備員のようなものを雇うケースがある。家の外をウォッチしていてもらうというもの。文字通りウォッチするのが仕事だから、泥棒が来ても対処する義務はない。日本のALSOKやSECOM、日通警備みたいに警棒とかも持ってない(持たせてないというべきか)し、よぼよぼのおじいちゃんだったったりするし、要は住宅犯罪の抑止力になればいいなぁ程度のものだろう。

 

一つの例としては、夜18-朝6時の12時間(うち4時間は残業扱い)、週休1日、一回の勤務で1690クワチャ(約255円)。これが当地の労働法?で定められている最低の雇用条件みたい。なお法改正でついこないだ最低賃金があげられた。物価もじわりと上がっているもよう。


マラウイでは仕事にあぶれる人が多いらしい。特に教育を受けてないとなるとなかなか難しい。今日街でも「あなたの組織で求人ない?」って聞かれた。
ILOによると失業率は6.6%(日本は2.8%、南アは27.7%)。アフリカの数字ってあってないようなものなので信頼できるかは置いといて、参考として。

 

そんな背景もあってか。家のことが落ち着いてから契約を結べばいいやーと悠長に構えていた矢先、ウォッチマン探しに協力してくれた同僚が「彼は一日でも早く働き始めたいと言ってる。今日契約を結ぼう!」と急かしてきて、あっという間に雇用契約を結んだ。


そして晴れて、人生初の雇用主となった。


雇用する側の要望としては、なるべく安いコストでいい人材を雇いたい。

 

あんまり厳しくすると辞められてしまうし、かといってちゃんと管理しないとだれる。そのバランスが難しい。でも、なんたってお金を払っているのはこっちだし、(生活をかけて働いている)そのウォッチマンを気に入らなければ他の候補は山ほどいるし、雇用主は圧倒的に強いなって思った。

 

逆に、雇用される側の要望としては、なるべく高い賃金で雇われたい。(なるべくいい能力を提供したいと思うか、なるべく楽したいと思うかは人による)

 

信頼関係だったり自分にしかないバリューだったりがあれば強い。そんなことずっと昔からみんなわかってるんですけどね、すとんと腑に落ちた。

 

個人と個人の契約はこんな感じだろうか。

 


一方の、会社として人を雇う場合はどうだろうー


会社って同じ(少なくとも、似た)目的に向かって複数の人が働くところ。今回の私の結んだ契約とは印象がちょっと違う。経営者側も従業員側も同じ理念を追求していく同じサイドの人間ってイメージ。※あくまでイメージ。あくまで自分がバイト含め従業員だったときのイメージ。

 

新卒社員に初任給20万円も払うとか、投資というか投機ないし博打に近い。そして「自分のしたいことと違う」と言って利益に貢献するまでもなく数年で辞めていく。部長、常務、こんな思いだったんですね、ごめんなさい。


早帰り早帰り言ってたのも、人件費というコストはバカにならんから。

 

その上会社はES(Employee Satisfaction)やら一人当たり経常利益(経常利益÷従業員数)やらいろんな指標で、いろんなステークホルダーから評価されて。いろんな官庁から監督されて。なんて社会は複雑なんだろう。Life is tough.


少し話は変わるが、マラウイにはティープランテーションなる植民地主義の名残が今でもある。Tea Estateと呼ばれるそれの所有者は、イギリスの白人らしい。そこで働くのはマラウイの黒人。

 
f:id:locayrica:20170823113802j:image

「低賃金で働かせて!搾取だ!!」というのがよくある言説だけれども、きっと最低賃金は守ってる。ほんなら最低賃金で現地の人を雇用している私もその「搾取」に加担してるんだろうか?それとも雇用を生み出してるんだろうか?おそらく両方とも正しい。


これらに関しては「きっと」「らしい」というワードが多いことから明白なように情報の正確さに自信はないけど、どこかで誰かが確実に言っていたことを私が見聞きしたことに基づいている。(末尾につける「知らんけど!」と同義)