念願の金沢文庫に行ってきた
羽田空港からの京急を利用すると、よく目にする地名ってありますよねー青砥とか天空橋とかどこか把握してないけど聞いたことあるなっていう。その中でもずーっと気になっていたのが「金沢文庫」。北条実時やん!教科書太字やん!実際どんなところなのか見てきましたー٩( 'ω' )و
場所は横浜駅よりもっと南で、羽田空港からは京急蒲田で乗り換えて南下します。住所は神奈川県横浜市金沢区。早い特急?で30分くらいです。
その道中、京急蒲田〜横浜までの区間の電車がすんごいスピードやなぁーと思ったら120km/hらしいです。そりゃ早い。
金沢文庫は観光名所やと思ってたら、そんな案内板とか案内所とかなくて穏やかな住宅街っぽかったです(晴れた春の平日昼間ってこともあるかも)。
こんな道を歩いて15分。少し坂があります。
称名寺(しょうみょうじ)が目印というか入り口になっています。このお寺は北条実時の創建で、北条氏の菩提寺です。金沢文庫的にもめっちゃ重要な役割を果たしました。
ジャパンのチェリーブロッサムはほんまええわ〜
空が青い(^∇^)
境内に入って横にそれると金沢文庫があります。今は神奈川県立の施設になっていて、図書の閲覧もできます。
称名寺にあった掲示いわく、
この一帯は「文庫ヶ谷(ぶんこがやつ)」と呼ばれていたので、中世の金沢文庫がこのあたりにあったものと推定されている。
金沢文庫は、北条実時•顕時•貞顕の金沢(かねさわ)北条氏三代によって収集された和漢の貴重書を納めた書庫であったが、元弘三年(1333)五月、鎌倉幕府滅亡によって主を失い、蔵書は称名寺が管理するところとなった。しかし金沢文庫本の大半は、室町幕府•上杉氏•小田原北条氏•豊臣秀次•徳川家康•加賀前田家など、歴代の権力者によって外へ持ち出されてしまった。
今は称名寺に伝わるものを中心に、図書館を構成してるらしいです。
企画展示は数百円くらいでみられますが、金沢文庫はやっぱ図書館やろ!!という思いから、図書館(無料)にいりびたりました。
規模としてはこの一室だけでこぢんまりした印象です。蔵書は日本史、仏教、郷土史あたりのみっちゃのみやけど、とにかく濃い(笑)新書とか文庫じゃなくて、でっかいシリーズ物が多いというのか、私なんかがふわっと読めるものは少なめでした。
結局『破戒と男色の仏教史』という新書を読みました。鎌倉仏教の話が多くて称名寺も北条も言及されてて、〈金沢文庫なうだよ!!!ここなうだよ!!!〉みたいな高揚感がありました(笑)
気になっていたところにやっと行けたという満足感を胸に帰宅。日本史苦手やけど、ちょこちょこ知識つけるぞ!(°▽°)