海外飛び出すことになったブログ

やっと海外に住みはじめました。ミーハーな海外フリークがthinkとdoをこつこつ記録します。

世界遺産検定2級受かった!

 地味に、昨年12月に世界遺産検定2級を受けました。友達がタオルソムリエというニッチ検定を受けていたのに触発され、仕事に関係ない試験もうけよ〜と思ったのがきっかけです。

 

世界遺産検定は、下から4,3,2,1級、そしてマイスターという5段階あります。過去問をさらっと眺めた感じ、4級は子ども向け、3級は一般常識中心、2級(5,500円)はちょっとふみこんだ内容で世界遺産に興味ある人ならうっすら解ける、くらいのレベル感です。1級は2級合格したら受けられます。

 

主催はNPO法人世界遺産アカデミー、共催はマイナビ。過去問もテキストもあるにはあるのですが、公式のものしか存在せず、出版はマイナビです。検定の公式HPに各級の対策動画がアップされていて、「公式テキストのここを重点的にすれば点がとれるよ〜」と明言されています。こんな感じでマッチポンプな雰囲気もありやなしやなのですが、純粋に世界遺産の知識を深めるのにはいい試験でした。

(かつそのアドバイスどおりの出題で、奇をてらってくることは全然なかったです)

 

対策は、おとなしく公式テキストを買って勉強しました。

くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト

くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト

 

 2,052円也。勉強といっても、世界遺産の理念とか事務手続き、日本の遺産(全20コ)に関しては出題頻度がめちゃ高いので好き嫌い関係なく粛々と読み込んでいくのですが、あとは自分の好きな/行ったことのある/興味のある遺産をぱらぱら眺めるだけ!

 

写真はきれいやし、知らんこと山ほどあるし読んでて超楽しかったーー(*゚▽゚*)

 

当日、試験会場には老若男女いました!親子で受ける小学生とパパ、リタイヤ後であろうご婦人、学生さん、同世代と思しき女性。旅行業界など一部の業界では評価に含まれる試験らしいので、そういう人もいるんだろうか?

 

先日、合格書類が郵送で届きました。

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このカードの裏には

The Test of the World Heritage Study is a test established to promote the understanding of the missions of the World Heritage Convention. The test measures the test taker's level of knowledge concerning World Heritage and encourages the test taker to contribute to its protection and conservation as well as to international peace. This card certifies that the holder passed Grade 2 of the test.

世界遺産の理念にも「世界平和」というのがあって、いいなーと思います٩( 'ω' )و

 

結果はこれ↓

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自然遺産への興味のなさが顕著にでている、、(笑)

 

 どんな問題が出たか例示、と思ったけどもはや記憶のかなた。確か【広島の原爆ドームの建築家◯◯....。◯◯に入る人名は?】→4択で【ヤン•レツェル】とかだった気がする。

 

まーなんせ、知識がつながるし行きたいとこ増えるし楽しい試験でした!うんちくたれたがってたらごめんなさい。アウトプットしてこそ定着するので、おおめにみてください〜〜\\\٩( 'ω' )و ////

¡¡苦手克服!!コーヒー

2017年は『興味がない』を禁句にして、今まで興味を持ったことのないものにも人並みに通じていこうと決意しました。

 

そのまず第一弾は「コーヒー」!今までずっと苦手意識のあったカフェ/コーヒー。2010年、池袋東口のスタバで抹茶フラペチーノを注文したとき、後から同じ商品を注文した人が私のフラペチーノを颯爽と取っていく事件が発生しました。都会のスピードについていけない田舎民。カフェに対する苦手意識が完全に醸成されました。また、コーヒーそのものに対しては、試験前のお供の黒くて苦い液体という認識。豆やら挽き方?による味の違いはまったく感知できません。

洒落た雰囲気で根暗を圧迫するカフェと、得体の知れないコーヒーのイメージが絶妙にマイナスのシナジーを生み出し、ずっと避け続けてきました。

 

しかし。私の興味のある中南米の国々、また2年間派遣されるマラウイとその周辺国は、こぞってコーヒー大国です。ああそろそろ避けられないなと。さらに、頑張って乗り込んでみたカフェでメニューを出されて、エスプレッソ、ブレンド、ウィンナーコーヒー、、とかまじでわからん。見るからに人生1/3過ぎた齢の人間が店員さんに「エスプレッソってどんなコーヒーですか?」はさすがにやばいなと焦りが生じ、カフェ巡り修行を開始!

 

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 1. 「ブレンドコーヒー」¥430

iPadとキーボードの使い心地を試すべくむかう。(もっさりしすぎて読書専用にすることを決断。)コーヒーは単にコーヒーの味がしました。

 

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2. 「タンザニア」¥580

銀のポットに入ってるぶんは全部飲んでいいのか、ミルクはすべて使うべきなのか、そのへんわからぬまま。コーヒーの味がしました。ミルクいれたらなおさら味わからんな、とふと思いました。

 

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3. 「アメリカン」¥420 

暇な女子大生という超絶おもろいコメダマニアなブロガーの方に触発され、念願のコメダシロノワール食べてみたかったのにバレンタインまではクロノワール(¥600)しか提供してないそう。ここは飲食物のクオリティーうんぬんではなく、居心地がぴかいちでした。コーヒーの味がしました。

 

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4. 「マラウイ」¥200

マラウイとの関わりを求めて。苦いコーヒーの味がしました。価格、良心的すぎやろ!

 

今のところ、まだ4杯です。経験値はすぐ増やせるもんじゃないので、とりあえず知識をしこもうと最後のカフェでコーヒー雑誌を読みました。

 

おいしいコーヒー丸わかり! 最新! COFFEE BIBLE (TJMOOK)

おいしいコーヒー丸わかり! 最新! COFFEE BIBLE (TJMOOK)

 

 BIBLEの名を冠するだけあって、まじでコーヒーの概要をつかめた!!!内容は、日本、海外の流行のお店特集に続いて、コーヒー豆の育て方(育苗、植える、摘む、みたいな) 、世界各国の有名な豆一覧、コーヒーを淹れる各工程の解説、コーヒー用語辞典など一読すれば基礎が固まる良書でした!!

 

《コーヒー豆とその産地》

世界地図でみると、豆の産地は偏ってます。

コーヒーベルトとは?

コーヒーの産地は赤道直下のエリアに集中しており、赤道を挟んで北緯25度、南緯25度の地域はコーヒーベルトと呼ばれる。中でも平均気温20℃前後、年間雨量1300〜1800mm、標高900〜2000mをクリアする地域がコーヒー栽培に最適とされている。(P.68)

ブラジル、コロンビア、グアテマラベトナムインドネシアケニアタンザニアなどなど聞いたことあるコーヒーの産地はすべてこの緯度の地域にすっぽりおさまります。

マラウイ

✔️南緯9〜17度

✔️ほとんど全土で標高1000mくらい

✔️年の平均気温20℃

✔️年間雨量1,300mm(北部。南部は900mm)

 見事にぜんぶクリアしている!

 

豆の紹介では、

マラウイ

酸味2 苦み4 甘み3 コク4 香り4

ワインのようなフレーバーが特徴。酸味が少なく飲みやすい。

↑各項目5点の配点です。"ワインのようなフレーバー"がもう???やけど、言われてみれば苦めだった!

 

●豆の品種以外にも、

●花から種(コーヒー豆)を取り出すときどう乾燥させるか[ナチュラル、ウォッシュド、ハニー]

●焙煎するときにどんぐらいきつく煎るか[浅煎り、中煎り、深煎り]

●煎った豆をどんくらい細く砕くか[細挽き、粗挽き]

●できたコーヒーの粉からどうやって抽出するか[ペーパードリップ、ウォータードリップetc.]  

などすべてが最終的な味に関わってくるので、私の粗雑な味蕾では絶対わからん(笑)

 

コーヒー奥が深い。

 

 他にも《用語辞典》のページでは、聞いたことあるけどよくわからんものがまとまってたので、メモしときます。

アメリカンコーヒー

浅煎りの豆で淹れたコーヒーのことで、苦みより酸味が強い。コーヒーを日常的に、砂糖やクリームを入れずにたくさん飲むアメリカで親しまれている飲み方。

 

ダッチコーヒー (=水出しコーヒー)

ゆっくりと水をコーヒー粉に落として抽出する水出しコーヒーのことで、その抽出方法を「ウォータードリップ」ともいう。名前の由来オランダ領時代のインドネシアで考案されたため。

 

エスプレッソ

高圧•短時間で抽出する濃厚なコーヒーのこと。

 

これでだいぶコーヒー語彙もマスターしたので、苦手意識はほぼなくなりました!むしろコーヒーわかる人とあれこれ話し合って知識を深めたいです!!!٩( 'ω' )و 忘れんようにコーヒー修行続けてゆきます〜わーい

Book Review『人工知能が金融を支配する日』

 

人工知能が金融を支配する日

人工知能が金融を支配する日

 

 好き度: ★★★☆☆

 

本屋の店頭でふと目についた本。

 

人工知能に取って代わられる仕事がある、海外での人口知能の導入はすでに日本より数段階先を行っている、こういう状況を踏まえて日本の金融界はどう変わるべきかの提案が書かれています。

 

自分に思いあたるところがありすぎて、ぎくっとしたのが、

まったく個人的な推測ですが、日本の金融機関の文系出身の経営者にとって、キー•テクノロジーの中で理解可能だったのが仮想通貨に使われたブロックチェーンぐらいだったのかもしれません。機械学習など最新の人工知能の理解には、ベイズ推定など広範囲な統計や関連する数学の知識や、コンピュータ•アルゴリズムについての洞察力などが必要であり、慣れない頭では相当厳しいものがあるからです。(P.183)

イエス、相当厳しい!すべての単語に脚注必要なんじゃないか...ぐぬぬ..ってなりますね。人工知能の技術を金融に活用するフィンテック。日本では、ブロックチェーンの技術が押されてます。お金がどういう経路をたどってきたかがすべて記録されていて、電子マネーみたいにピッと支払いをするときに、過去の履歴と照合して不正なお金じゃないかとかがわかるらしいです。これは「犯収法!犯収法!(犯罪収益移転防止法)」と躍起になって不正なお金の移動をなくそうとしてる銀行(と超細かい本人確認に協力しないといけない利用者)にとっては、うまく使えばめちゃよさそうな技術。

今はまだピッから会計できるのに15分くらいかかるらしく、まだあまり普及していないと聞いたことがあります。

 

少しそれますが、ブロックチェーンの技術を使ったものとしてビットコインが挙げられます。昔アツいーーと感激してアカウントだけ作りましたが、なんか調べるのがめんどくなって放棄してました。。が、改めてHPみてみると、ほんまおもしろくて考えた人神やんってなります。

ビットコイン(Bitcoin)とは仮想の通貨【bitFlyer】

しかもビットコインを発案した人はなんと、誰かわからない。Satoshi Nakamotoと名乗る人がネットで発表した論文がもとやけど、本名かどうかも不明で、謎につつまれているとのこと。ウィーンの経済学者、フリードリヒ・フォン・ハイエク中央銀行は要らない~みたいなことを言いましたが、まさにそれな技術。詳しくはぜんぶ上のリンクで。

 

次はおきまり、人工知能の発達=人間の仕事減る!の話。

ロボット化の高いリスクにさらされているのは、単純労働ではなく、比較的高いノーハウを必要とするような仕事が多いことです。たとえば、クレジット•アナリストや融資係の仕事などは、経験と知識がいる仕事であり、20世紀までの機械がこうした仕事に対応することは簡単ではありませんでした。(P.164)

単純労働以外のものまで、ビッグデータで可能になってしまいます。膨大なデータから「こんな性質の人はちゃんと返済してくれる可能性が高い」、「この会社は土台に載らない」などを機械がより正確に判断することができるようになるそう。でも人間の仕事が機械に置き換えられるのはそう悲観することでもないと思っていて、例えば今飛脚はいないけど、車の登場を憎むことはないです。

 

では、人間は何をすべきか?

単に財務基盤や収益性だけでは測れない社会的意義の高い事業への融資などの金融サービスやアドバイス、さらにはより繊細な心遣いが必要な個人等に対するサービスをする業務(P.219)

 は機械任せにせず、人間が携わるほうがよいとの指摘でした。

 

そして、金融業界を俯瞰します。これまでの日本の金融機関は、、↓

金融行政においては当時の監督官庁である大蔵省が、各金融機関を手取り足取り指導することによって、すべての金融機関を破綻させないという政策をとりました。

護送船団方式のもう1つの特徴は、業界の垣根を高くして、異業種や異業態への相互参入を認めないというものです。銀行は銀行、証券は証券という領域には法律上の垣根が設けられていました。証券、銀行の違いだけでなく、銀行の中にも、外国為替専門銀行の東京銀行や、長期信用銀行はそれぞれ別々の法律に準拠して、非競争的な役割が与えられていたのです。(P.185)

 競争原理が働いていない、、、らしい(泣)

また今後は、

ビッグデータ機械学習による分析の時代に移行すれば、これまでの各社の個性の価値が失われる(P.217)

これも言われて久しいことです。 

 

そんな未来が待ち受ける金融業界。

日本がなすべきことは、アメリカのヘッジファンドのまねをすることではなく、最先端のテクノロジーに追いつき、世界に負けないような水準の独自のテクノロジーを作り上げ、それをできるだけ公共の目的で使用する(P.220)

 ヘッジファンドはとんでもない額の報酬で技術者を招き入れて開発に力を入れています。ただ、どこも技術の内容などの情報はほとんど外部に出さず、一部の人だけがその恩恵を享受していて、それにアクセスできない一般人は、実はもうすでに人工知能のトレーダーが席巻している取引所の株価、為替の乱高下にあたふたするだけというのが実情だそう。そういう意味で、彼らとは違う、公共性を持った人工知能の技術(の運用)を推奨しています。

 

金融庁ベンチマークというのを策定して、各金融機関が独自性を打ち出し、担保に依存したり決算書などの表面の数字に固執したりしない目利き融資をしていくように誘導しています。人工知能の利用と掛け合わせて、いけてる金融機関が日本にたくさんできればいいですね!

 

こういうことを考えていると、銀行でも解禁された保険や投資信託の販売は、銀行経営の柱にはなりえないよなぁと思ったりします。マイナス金利で利ざやがとれない昨今の当座の収入源ってイメージ。

 

最後に、おまけで関連おすすめ映画。

本の中にも出てきますが、人工知能から遡ってコンピュータというものの歴史を語るときには、この人の存在は欠かせません。アラン・チューリング。第二次大戦中にドイツ軍の暗号エニグマを解読すべく、コンピュータの原型を開発したイギリスの数学者です。本人も、自身をガリレオアインシュタインと並べて話しちゃうほどのすんごい人なんですが、知名度でいえば低いですよね。その理由は、イギリスがその技術もろもろをずっと隠し通してきたから!えげれすぅ、、、!彼が暗号解読に成功したおかげで第二次世界大戦は数年早く終結したとも言われています。

 

天才たちが寄り集まって、仕事をばああああっとこなしていくのは本当にかっこいいし、やっとのやっとで暗号解読できたのに「ああああまじかああ」というジレンマ、さらに彼への処遇のひどさたるや。同性愛の罪で化学的去勢とか。

 

画面からあふれるちょっと暗めのイギリス感、ほんまに秀逸な映画だったのでぜひ!

Book Review『芸能人寛容論』

 

芸能人寛容論: テレビの中のわだかまり

芸能人寛容論: テレビの中のわだかまり

 

 好き度:★★★☆☆

 

これも出版社勤めの友人に勧められた本。半年前に出版されたばかりだからか、図書館で2か月くらい予約待ちしてようやく手元にきました。

 

筆者の武田さんのユーモアがやばくて電車の中で読めばにやにやが止まらない!内容はタイトル通り、芸能人の分析。一人当たり5ページ前後、のべ53人について芸能界での立ち振る舞い、人気の理由などを考察しています。芸能ネタが散りばめられていて、詳しい人には共感だったり反感だったりの諸々の感情を引き起こすのではないかなぁと思います。

 

私はと言えば、この本で向井理が結婚したこと、ライオンさんのごきげんようの番組が終了したことを知ったくらい疎い部類なので、軽く楽しめました。逆に言えばこの私でさえ笑えるくらい有名な人たち、有名な事象をとりあげているってことか。

 

まえがきでは仰々しくもヴォルテールが登場!笑

このところ、殺伐とした世相を見定める論考のなかで、フランスの哲学者ヴォルテールが残したとされる名言「君の意見には反対だが、君が自分の意見を言う自由は命を懸けて守る」を頻繁に見かける。

でもまぁ実際にはみんな命懸けで守ってくれたりはしないので、この本では芸能人たちを必死に寛容してみようというもの。

 

ファシズム化する石原さとみの唇(P.16~)>

石原さとみは私たちの日常に深く根を張っていて、サブリミナル効果をも持つ。例えばぽってり唇はいいよね、という命題。

そのファシズムを運搬しているキーパーソンは間違いなく石原さとみである。そのポイントは、彼女の存在自体がサブリミナル化していることにある。… 常にこちらの無自覚を狙って入り込んでくる。... 政府広報に彼女が登場したら、細心の注意が必要である。彼女のサブリミナルはプロパガンダになりうる。

確かに周りの女の子でも、石原さとみになりたいって人は多く、盲目的に彼女のすべてを受け入れている印象。「石原さとみみたいになりたい」じゃなくて「石原さとみになりたい。」全員が同じ方向に向かう、、昔の松田聖子もこんな感じだったんだろうか?笑 私は迎合しない姿勢を貫きたいです。笑

 

池上彰依存社会(P.53~)>

テレビ東京の選挙番組で候補者や党首に対して、聞かれたくないことをズケズケと問う様子が「池上無双」との評判を呼んだが、その場面でも、自分の意見を投じるというよりも「ところで・・・という意見も出ていますね。その点はどうなのでしょう?」と突っ込んでいく。私はこう思うがどうなんだ、と突っ込むのではなく、こう思っている人も多いんじゃないですかと、どこからか一般論を持ってきてぶつけていく行為が「切れ味鋭い突っ込み」と手放しで礼賛されたのには違和感を覚える。

 これ、ほんま!池上さんは私も大好きでどちらかといえば信奉しているけど、この主張にはめっちゃ賛成。

 

さらに、池上さんは自分の意見は言わず、物事の整理に徹しているという幻想を抱くのも危険だなーと実感した事件がありました。↓

平均所得の推移のグラフが日米2か国分、2つ並べて提示されてます。横軸は年代、縦軸は1980年時点の数値を1とした比率。この2つのグラフの縦軸の目盛りが、全然違うかったんです!こりゃまずいよーーー

 

やっぱ批判能力って大事だ!

 

 <これからの「ピケティ」の話をしよう(P.58~)>

ピケティもサンデルも、名前のサウンドの心地よさがブームの一因であるという話だったり。当時、解説本が山ほど並んで、私も「マンガでわかる~」的なやつ読みました。日経BP社出版の『トマ・ピケティの新・資本論』という分厚めで割とガチなやつも買ったけど、オブジェと化してる(笑)

 

水原希子は巨大仏である

島崎和歌子

なんかも笑えました。観察眼がすごいw

 

息抜きにちょうどよい一冊でした^^

Bonnie and Clydeにたどりついた話 -2

前半は↓ 

locayrica.hatenablog.com

 

Bonnie and Clydeーーー

誰?と思ったと同時に「これも聞いたことあるぞ、、、?」 頭の中をたぐっていくと。宇多田ヒカルの「B&C」!!!

何があっても 何があっても
後悔しない take me with you
行けるとこまで 行けるとこまで
ずっとBonnie&Clydeみたいに

曲名からしてボニーとクライドでした。

 

wikiなどの情報から簡単にまとめると、アメリカの世界恐慌時代の犯罪者カップルです。みんなが貧しく鬱屈した世相の中、銀行強盗や殺人、誘拐をばんばんやらかしたこの若い二人は、向こう見ずで今をあつく生きるカップルのアイコンとして定着したのでした。宇多田ヒカルはアメリカ文化にもひたってる人なので、自然に歌詞にも登場させられたんだろうなぁ。

 

よく歌でも言及されるし、また映画化もされているとのことだったので早速観てみました。

 元の題名はBonnie and Clydeです。事実とは異なるところがあるものの、当時のアメリカの雰囲気がめっちゃわかります。世界恐慌で金融機関もばたばた倒産して銀行強盗しようにもお金がストックされてないとか、当時の連邦捜査局(FBI)は州をまたいで操作する権限がなかったのでBonnieたちは強盗のあと州境まで逃げ切るとおっけーとか。盗んだフォード車を乗り回します。

 

www.fbi.gov

FBIのページにも「有名な事件、犯罪」の一つとして彼らの記録が載っています。(大本営発表...!)映画の中では貧民からはお金をとらないなどヒーロー/ヒロイン的要素を見せますが、実際の写真を見てみると目つきがやばい。人相悪い!思いっきり犯罪者!笑

 

末路はやはり悲劇的。Bonnie23歳、Clyde25歳の若さで銃殺されます。それも

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

と。映画史に残る名高いラストシーンなので、みておくといいと思います。

 

スペイン語勉強してたら、関係ない知識がひとつ増えました。

Bonnie and Clydeにたどりついた話 -1

特に大きな理由もなく、スペイン語ラブな状態が数年続いています。完全に独学やし検定受ける予定もないので、うすっぺら~く知識を吸収中です。

 

スぺ語に触れる方法は、主に以下。

(1)東外大言語モジュール

独学の味方!学校の授業で習うような組み立ての教材がネット上に置かれています。現時点で27の言語学習に対応していて、無料。さすが東京外大かっこいい~ たまに教材内に誤植もあるけど、指摘したら瞬速で訂正してくださいました。

 

(2)スぺ語の曲

Billboardで見かけるアメリカとかのアーティストもけっこうLatino, Latinaは多く、英語だけじゃなくスぺ語の曲を出しています。私がよく聴くのはBecky GFifth HarmonyPrince RoyceShakiraPitbull、Jennifer Lopez、Enrique Iglesiasあたりです。(たぶんスペイン本国でなくメヒコやその他中南米の発音。Spanglish多い。)

 

やはり音楽から入るというのは理にかなっていて、何回も聴いていると耳になじむ単語やフレーズが出てくるんですよね。それがBonnie and Clydeにまで到達します。。

 

(3)You Tube上のチャンネル 


これはメキシコのアナ先生(かわいい)がわかりやすく楽しく教えてくれます。机に向かう気力まではないわ...ってときはベッドでiPhone片手にYouTubeみてる。堕落(笑)

 

(4)NHKのテレビでスペイン語

旅するスペイン語 | NHKゴガク

24回で1シリーズ。たぶん半年は初級者向け、後半の半年は中級者向け。今は旅をしながらフレーズを学ぶスタイルなので、普通に旅番組としても楽しめるハイクオリティーさ!安定のNHK教育系番組。もう6年分くらい録りためてる!

 

こんな感じで現実逃避にも役立ってくれるスペイン語。ちょっと前東京外大のモジュールで勉強中、『desde』という単語が出てきました。どっかで聞いたことある~!と思ってiTunesのプレイリストからたぐっていると、

Pitbull - Superstar (Official Copa America Song) ft. Becky G - YouTube に出てきてました。

サビ部分↓

Because your touch, like poison, is running through my veins
Amor mi, how electric, siempre, siempre, siento
We're like Bonnie and Clyde, we reach for the sky
Desde hoy, forever, yeah, tonight
We will be superstars

 みごとにSpanglishですね!英語とスぺ語まじりまくっている! desdeは「~から≒from」の意味です。hoyは「今日」なので、desde hoyで「今日から」ですね。ちなみにamor miは「my love」、siempreは「いつも」、sientoは「(私は)感じる」です。おそらく。

 

で、歌詞に出てくるBonnie and Clydeに目がいきました。「Bonnie and Clydeのように、、」?誰?何?

 

つづく。

退職してきた

さて、ついに退職しました。理由は「青年海外協力隊に参加するため」です。

 

海外経験のある人の多い職場でしたが、最後にもらった言葉は『ばっくれろ。』海外では日本じゃ考えられんことがあるから、どうにもならなくなったらばっくれろ、とのこと。まだこの重要性がぴんと来ないけど、海外大学、MBA、駐在、バックパッカー経験etcある人たちが力強く同意してた。頭の片隅においておこう~^o^

 

実感はまだ皆無です。書類の手続きをして、お世話になった人に挨拶して、退職金もらって、荷物まとめて。もう月曜日に会社に行く必要もなくて、今後ずーーっと連休が続くみたいな不思議な感覚。(研修はあるけど)

これまでは小、中学生、高校生、大学生、会社員というフレームにきっちりおさまってきたけど、今の立場?属性?分類?はなんなんだろう!「その他」かな?個人事業主でもない、主婦でもない、何者なんやろ!笑

 

辞めてアフリカ行きますと言ったときの人々のアフリカに対する反応は面白いもので、嫌悪感をあらわにする人、感染症との戦いだねぇとアドバイスくれる人、すぐ場所や首都や通貨を調べる人。みんなの中でマラウイの知名度が少しでも上がればそれっていい!

 

あと「やりたいことをやる」っていう面では、「私も実は海外に行きたいと悩んでて、、」「家族にも言えてないけどアフリカの動物保護に興味があって、、」「実は海外行く他社の内定までもらったけどやめた、、」「あなたと同じ時期青年海外協力隊うけたけど落ちた」など暴露話をたっくさん聞けました!みんな表立って言ってないだけで、熱意抱えてて素敵だなと思いました!

 

Not in Education - check 

Not in Employment - check

Not in Training -- hmm, waiting for training

しいて言えば「ニートに片足つっこんでる」私、でした。