残念な適応の件/アフリカに便利グッズを持ち込む件
タイに駐在している大先輩とこんなやりとりがありました。↓
マラウイの生活は不便だろうねという文脈。
はたと気づいたこと2点。
1. 小学生に返すくらいのレベル感の返答を無意識にあらゆる人にしてた。
これは恐ろしいことだーー( ;∀;)
『わかってるだろうけど、分からないふり』この指摘めっちゃ痛い。
普段話す相手の層?属性?が限定的だと、それにあった話し方が染み付いてしまう。
「この人(ら)にはこんなこと話しても期待するような返答は返ってこないだろうな、、適当にかいつまんで分かりやすい感じでまとめちゃお」という怠慢でしかない態度をここ数年で身につけてしまった。(ある種の適応ではあるのか。。)
※そこはかとなく漂う違和感。自分の居場所はもっと他にあるんじゃないかという微妙な居心地の悪さ。
いろんな業種やバックグラウンド、年齢の人と関わる努力が足りなかったーーーただでさえ不十分なコミュニケーション能力がさらに鈍った可能性あり( ˙-˙ )
2. 「現地の人と同じ生活!同じ目線!」と豪語しながら便利グッズを買い漁る協力隊候補生である私。
不便な生活をサバイバル♪と考えなしに楽しみにしてるわけじゃない、というのを先輩に伝えるにはなんて返せばいいかなーと考えてました。
言葉を補うと、「不便な生活(を通して今まで持ってなかった感覚や現地の人と同じ生活をした人にだけに備わる視点を新たに得られるであろうその機会を得られたことに感謝してるし)楽しみーー!」ということ。
一方で、ヒートテック、停電用に登山用ヘッドライト、吸水性速乾性◎マイクロファイバータオル、などの便利グッズを今着々と買い揃えています。
↑あれ?これって現地の人と同じ生活じゃなくね?とふと思ったのでした。
無数に存在する協力隊ブログでは先輩隊員が「これがあれば便利!」という貴重な情報を発信してくれています。慣れない途上国生活に先進国の人間がいきなり飛び込むにはそれ相応の準備が必要でしょう。
でもどこまでいっても、いつまでいても、日本にホームがあって、数年たてば機械の修理ができて、壊れたものも新たに調達できる環境に戻ることができる。それって「第三の男」にしかなれてないんだろうなーと思いました。
自分の生活の範囲なら、先進国の便利グッズを持ち込んでも、運用するのは(そのうち先進国に戻る)自分だから問題ないかもしれない。
でも、先進国の技術やシステムをそのままぽんと持ち込んでも上手くいかないというのは、あらゆる人がゆーてるし事例も山ほどあるけど、ほんまにそうやろなぁと思ったのでした。
それでは、また!